平成22年度 就職率100%維持!
今春の就職内定率は昨年末の文部科学省と厚生労働省のまとめによると、3人に1人はまだ内定がない厳しさだと報じています。
本年度の進路就職相談の目標を
①ひとり一人の学生の希望叶えるきめ細かな進路指導
②日頃から保育者となる心構えと態度を養成(保育者に相応しい言葉遣い、身だしなみ、気遣いなど)と掲げ、全職員一丸となって進めてきました。
世間では、しきりに経済不況による就職難が言われてきましたが、保育・教育分野における求人状況は就職希望者にとって、非常にありがたく、昨年にもまして約2割ほどの求人増でした。求人票はおよそ夏を迎える頃から少しずつ送られてくるのが例年でしたが、全体的にこれも、早まってきていました。
このような状況の中で、今年度も就職希望者がそれぞれの内定先を得て、社会に巣立って行ってくれたことは、大変喜ばしいことです。
1)卒業生進路内訳
保育士資格、幼稚園教諭免許の取得資格を活かして就職したものは、102人で、私立幼稚園や公立・私立保育園、施設などでした。結婚や出産など家庭の事情、大学へ進学した者、自分の目指す目的にあらたな進路を変更したものなど20名ほどおりました
2)内定先の内訳
今年の顕著な特徴は
・保育園の内定が相変わらず圧倒的に多いこと
・少しではあるが、幼稚園の内定が増えたこと
があげられます。
3)内定の時期
これは、最後まで公務員を目指した結果、色々迷い、考えた末に就職したという学生がいたことと、保育者の需要が多く卒業ぎりぎりまで続き、学生たちは自分の目指す就職先を求め、就職活動を進めた結果3月の就職内定が例年になく多くなったと考えます。
これを園種別に内定時期を見ると次のようなグラフになりました。
年内までに、多くの学生が内定を決め、特に幼稚園や施設が例年にもまして、早くから求人が寄せられ、右のような結果になったと考えます。
4)地域別就職者数
地域を更に細かく見ると、
5)終わりに
保育者を目指して入学してきた学生が、自分の夢を実現する就職は、何よりも自分の望む就職先に内定してもらえることを願っています。
毎日の教科の学習、演習、そして教育・保育実習を素直な心で学んでいくことが大切です。社会人としての常識を身につけながら、保育者として必要な専門知識を覚え、子どもたちのお手本となることができる生活態度、いつも心が安定していて自然に笑顔で対応できるよう研鑽を積んで行けるよう職員全員で支援していくことをこれからも続けたいと考えます。