保育リテラシー
昨今の保育現場では、実に様々な専門性が保育者に求められています。そのような時勢の中、本校ではより多くの学びの機会を作り、保育者としての力を伸ばすよう校内検定制度「保育リテラシー」を平成27年度より実施しています。この制度の目的は、保育者を志す皆さんに必要な基礎的な力をより向上させていくことと、普段の授業だけではなかなか磨くことが難しい技能を習得することです。
まず第一弾として平成27年度から取り組んでいるのは「日本語」です。保育の現場では、保育者は子どもたちのお手本となる言葉遣いが求められます。できる限り正確で且つ一般的な用法として使用されている日本語、若者言葉ではない日本語の力を身につけましょう。
主な内容(日本語)
「敬語」や「漢字」など日本語を複数の要素に分け、それぞれの要素ごとに出題しています。また、保育によく使われる言葉も取り上げ、授業や実習、保育の現場で応用できる力を身につけます。
実施スケジュール(計4回)
前期試験(9月末)・後期試験(1月下旬)の試験期間内
- 1部生(1年次・2年次の前期・後期試験)
- 2部生(1年次:後期試験、2年次:前期・後期試験、3年次:前期試験)
※検定料はかかりません。
文章検定への取り組み
保育の現場では、日々の指導計画や記録の作成、保護者への連絡文書や園だよりなど、外から見るイメージとは違い、書類作成の機会も多くあり、適格に相手に伝わる文章を書く力が必要です。また、本校の授業では専門性の高い内容を扱うため、教科書や資料に出てくる様々な難しい文章が読めなければなりません。日本語の力と併せて、文章力も伸ばしていきましょう。
本校で実施している文章検定
公益財団法人 日本漢字能力検定協会 文章読解・作成能力検定「文章検」(準会場)
救命講習
本校では、保育現場への入職後を想定した応急手当の救命講習を取り入れています。保育所や幼稚園で働くということは、同時に子どもたちの命を預かる役目を負うことにもなります。本校で受講できる救命講習は普通救命講習という一般的な内容ですが、保育者に必要な基本的な知識・技能としてほとんどの学生が受講しています。
本校で実施している救命講習
公益財団法人 東京防災救急協会 普通救命講習
講習の内容(※)
- 心肺蘇生(乳児・幼児・成人)、AED、異物除去、止血法など
- 一定のレベルに達すると東京消防庁消防総監の技能認定証(3年間有効)が交付されます。
※公益財団法人 東京防災救急協会 HPより転用及び筆者にて加筆